白内障手術について

当院の白内障手術の考え方

当院の白内障手術への考え方とポイント

「slow surgery で low damageな手術」

 

手術とは人の体に侵襲を加える行為です。ですから、より少ない侵襲で行うことを第1に考えています。

白内障手術では手術手技や手術器械とその設定、眼内レンズなど、それぞれにさまざまな選択があります。

 

 

その中で当院が最も大事にしているのが「どのやり方がいちばん目に負担をかけないか」です。

 

 

白濁した水晶体を破砕・吸引する際の機械の設定を高い設定にして短時間に白内障を吸引する「高設定(ハイバキューム・ハイフロー)」を好むドクターは多いです。私も大学で手術をしていたころはそのような設定で短時間に手術を終わらすことがよいと考えておりました。

 

しかし、短時間手術を目指す場合、術中の眼圧が60~70mmHgで行うような設定になります。

 

人の正常眼圧は10~21mmHgです。眼圧が急に上昇して急に見えなくなる急性緑内障発作の場合の眼圧は50~60mmHg(一般的な眼圧計では70mmHg程度までしか測れません)であることを考えるといかに目に負担がかかっているのか想像できます。

 

 

白内障手術のトップサージャンの一人、大木孝太郎先生の提唱する「正常眼圧白内障手術」は器械の設定を低くし、眼圧を正常値に近く保つことで目に負担をかけず、安全に手術をしましょうという考え方です。

 

当院で行っている「低眼圧白内障手術」の術中眼圧は30mmHg以下です。

 

機械の設定値が低くなることで、破砕や吸引の効率は落ちてしまいます。

 

難易度が高くなるわけではありませんが、術者としてはすこし「まどろっこしい」感じがあります。作業の効率が下がってしまうので手術時間は少し長くなります。

 

「ハイバキューム・ハイフロー」の時代の手術時間は平均8分程度でしたが、「正常眼圧白内障手術」の現在は13分程度です。

 

例えるなら、「ハイバキューム・ハイフロー」は"ポルシェ"でハイウェイをかっ飛ばしているのに対して、「正常眼圧白内障手術」は"ボルボ"を法定速度で運転しているようなものでしょうか。

 

この時間の差をどう考えるかはそれぞれですが、当院は安心感のある手術が良いと考えています

費用について

白内障手術は、健康保険の対象となっております。

 

負担割合 自己負担額(片目)

1割 15,000円程度

2割 30,000円程度

3割 45,000円程度

 

※使用する薬剤の種類・量等によって多少金額が変わることがあります。

術前・術後の流れ

白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、新たに人工の水晶体(眼内レンズ)を入れる手術です。当院では2.4〜2.8mmの小切開で行っています。

 

(1)眼底検査

目薬を使って瞳孔を開き、水晶体の濁り具合を診察します。診察の結果、手術が必要であれば、日を改めて更に詳しい検査(術前検査)を行います。

 

(2)術前検査(完全予約制)

超音波検査(眼球の大きさを測る検査)、血液検査などを行います。術前診察も含め、1時間半〜2時間ほどかかります。

手術の詳細説明や同意書の記入もありますので、必ずご家族の方と御来院下さい。

 

(3)手術当日

手術開始2時間前に来院していただきます。手術は15〜20分程で終了し、その後30〜60分程回復室でお休みいただいた後、ご帰宅となります。

 

(4)手術後

術後1日目・2日目・1週間後に来院していただき、経過を診ていきます。その後は1ヶ月おきの診察となります。

※術後すぐに仕事・スポーツの再開を予定される場合は、事前に院長にご相談下さい。

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